先輩エンジニアに聞く先輩エンジニアに聞く

ベテラン 若手エンジニア座談会

「EMCエンジニアの仕事って面白いの?」「どんな人が働いてるの?」
そんな疑問にお答えするために、東京試験所に所属する若手エンジニア2名とベテラン1名に集まってもらい、
この仕事のやりがいや職場の雰囲気、今後の目標などを聞きました。

e・オータマ入社のいきさつ

H.S.僕の場合は前職も同じEMCエンジニア。情報機器メーカーの社内試験所だったので、他の分野にも広げたくて転職しました。当社を選んだのはEMCに熱心な会社だったから。Sさんは初心者だったんだよね。

S.E.まったく違う業界にいました。前職を辞めて職業訓練学校に行っていたとき、たまたまEMCのことを知って興味を持ち、最初に見つけた当社に決めました。

H.E.以前勤めていた会社では、プリント配線板の設計も手掛けており、僕はそこでEMC対策の仕事をしていました。当社のこともよく知っていたので、迷わず選びました。

一人前になるのに要する期間

S.E.測定だけなら3ヵ月程度でできるようになりましたが、一人で任されるようになるまでには1年ぐらいかかったと思います。

H.S.規格は法律のようなものなので、ルールを覚えていくのが大変だよね。

H.E.自動車でも製品ごとに規格が異なるし、規格自体もよく更新されるので覚える作業はずっと続いていきますよね。分野の担当が変わることもまれにあるので、そうなるとまた一から覚えていくことになるし。

H.S.試験にあたって何をやらなくてはならないかがわかってくると事前に調べたり、規格を読むクセがついたりする。そこまで来ると独り立ちと言えるんじゃないかと思う。2~3年はかかるかな。

S.E.僕は今がちょうどそのあたりです(笑)。

コミュニケーション力も必要なスキル

H.S.東京試験所には7人ほどエンジニアがいて、それぞれ分野別に担当するので、クライアントを担当するわけではないけど、お客様との信頼関係ができるとその担当者に連絡が来るようになる。リピーターになっていただくことが大切なので、コミュニケーション力は重要なスキルの一つだね。

S.E.お客様と会話するのは全然苦にならないです。ただ、僕は大阪出身で関西とこちらでは人との関わり方が少し違うので最初はとまどいました。関西弁はキツく聞こえるとか、そう捉える人も多いみたいで。

H.S.それなら大阪カラーを前面に出して対応すれば「関西人のS.E.」として、逆に個性になっていいかも(笑)。僕は、前職では社内の他部署とのつきあいのみ。外から新しいお客様を取り込むというのはここに来てからだけど、自分も会話は苦にならないからすぐに慣れました。性格もあると思うけど、Hさんは大変だったんじゃないの。

H.E.接客の経験がなかったので、お客様への接し方や言葉遣い、メールの書き方など、慣れるまでに1年以上かかりましたね。先輩と一緒に現場に立ち会い、たとえば事前の打ち合わせにはこうした気配りが必要なんだな、と覚えておいて後で改めて先輩に確認し、自分の中に吸収していきました。未だに不足しているなと思うところはありますが。

エンジニアは全員、社内資格取得を目指す

H.S.当社の新しい教育システムでは、一人前になる目安として社内資格に合格して認定を受ける。資格は3段階あって最初は試験の作業のみができるレベル。その次は規格について語れるようになるレベル。一番上はなかなか取れる人はいないけど、エンジニアは全員がこれを目指す。チームで今期の目標として立てて、達成されれば会社からも評価されるからモチベーションになるよね。

H.E.実際に認定を取った人が先生になってアドバイスし、フォローしてくれるので、初心者でも心強いですね。

S.E.僕がそうでした。気軽に質問や相談のできる環境だと思います。面倒見の良い先輩がたくさんいるので。

大切にしていること、心がけていること

H.E.接客が初めてだったので、当初は会社の看板を背負っているような変なプレッシャーがありました。今もとにかく失礼のないように心がけています。密にコミュニケーションをとることも意識するようになってきて、どのお客様にも「楽しい所だな」「いい所だな」「安心するな」と思ってもらえることを目指しています。

S.E.リピーターのお客様で、前回と同じ製品を試験するとき、前の結果が再現できるように気をつけています。自動車の場合はお客様がセッティングなさるのが普通ですが、僕が担当しているIT機器や音響製品などはエンジニアがセッティングするので、ケーブルの配置などが動いて結果に影響しないように、社内で約束事を決めたり、写真を撮ったりして前回と同じように再現できるように努めています。

H.S.ていねいに仕事をするのはもちろんだけど、僕が大切にしているのはチームワーク。以前は個人プレーが多い時期があったけど、やはり仕事はチームで動くべきだと思う。一つのことをやるのにお互いを気にかけながら一緒にやっていきたいので、「これどこまで進んでるの」「これ今月やろうね」というふうに声をかけてます。お客様と直に接するのはエンジニアなので、リピートしてもらえるように信頼関係を築くことに力を注がないと。

仕事の醍醐味とやりがい

セッティングの様子
限りなく再現性の高いデータを提供するため、
セッティングは毎回、緻密に実施。
オペレーションの様子
計測用ソフトウェアを用いて、
暗室の外から計測や試験の操作を行う。

H.E.まだ市場に出てない製品、これから時代の先端をいくであろう製品を検証する仕事なので、それらに触れられるのは楽しいですね。電磁波は目に見えないけれど身の周りのあちこちで飛び交っていて、それが数値化できるのもこの仕事の面白いところだと思います。

S.E.こういう製品が世の中にあるんだ、と知ることができるのが楽しい。試験が不合格になることもあるのですが、そんなとき、お客様と一緒に対策を考えて、試して、合格できたときには達成感がありますね。

H.S.規格にはルールはあるけどマニュアルがないから、自分たちでどうするか、やり方を考えなくちゃならないよね。規格が本質的に何を求めているのかを読み解いて、ちゃんと測れるように工夫していく。それがEMCの面白いところだと思う。解釈によってやり方はさまざまで、会社によっても違う。僕は、同業他社の試験所がたくさんある中でうちのやり方が正しい、と言えるものをつくってそれを標準化したい。業界の標準になるというか。そこにやりがいを感じます。

S.E.当社では他社がやらないような難しいものをあえて選んで試験していますよね。

H.S.他社でできなくて最後に当社へ来たというお客様が多いのは事実だね。うちのエンジニアには「それならうちで何とかしてやろう」という気質があると思う。もちろんできないときもあるけど、何とか成功させたいという使命感を持って臨んでいます。他でできなかったのが最終的にここでできた、という結果になるとうれしいよね。

S.E.他社の試験所との勉強会も大事ですよね。新しい規格ができたとき、どうしようかとみんなで知恵を出し合ったり。

H.S.この業界は大きくないし、持ちつ持たれつ、業界全体をみんなで盛り上げようという思いがあるからね。機材の貸し借りをするなど、すでに協力体制ができている会社もある。

H.E.社会的な認知度は低いけど、貢献度は高い。縁の下の力持ち的な仕事ですよね。EMCを通らないと世に出ない製品がたくさんあるから、その点でもやりがいを感じます。

会社として、個人としての目標

H.S.まずは業界で売上げトップになってうちのやり方が標準になり、業界を牽引していくことが会社としての目標だね。

S.E.個人的には、スペシャリストよりもオールマイティなジェネラリストを目指しています。社内資格もまだ一部しか持っていないので、もっと上の資格を取りたい。

H.E.自分が成長しないと会社の目標には貢献できないので、まずは自動車関連できちんとできるようになり、資格も取って社内を盛り上げていきたいです。

H.S.試験所ごとのオペレーションのやり方に違いがあるので、どこへ行っても同じパフォーマンスが発揮できるよう、各試験所のチームリーダーと連携して、社内の統一を目指しています。それから、経営理念である「社員と会社が共に成長し、顧客の価値創造に貢献する」を実現させたいね。現場のエンジニアが自信を持ってお客様に対応できるようにサポートすることで一人ひとりが成長し、会社の成長につながるようにしたい。

皆さんへのメッセージ

H.E.電気の知識がなくても、測定に関してはすぐにできるようになるので、最初のハードルは高くないと思います。この仕事を「面白いな」と思えるのであれば初心者でも大丈夫!。

S.E.新人も増えたし、中途採用も多くて話しやすい職場です。経験豊富なスペシャリストがたくさんいるから、レベルにあった方法でしっかり教えてもらえますよ。

H.S.いろいろな経歴の人がいるので、個性を活かして働ける会社です。どんな人でもバッチこい!って感じです(笑)。安心して応募してください。

先輩エンジニアたちのコメント